他の病院と一般病院で働く看護師の違い

病院には一般病院、大学病院、国立病院、民間病院などの種類があります。

一般病院とは医療法人や社会福祉法人、公益法人が運営する病院を指します。
傾向としては地域密着型の病院が多く、患者のほとんどはまずは一般病院にかかった上で、必要に応じて設備の整った大学病院や国立病院などへ転院する場合が多いです。一般病院は「病院」と「診療所」に分けられ、病床数が20床以上が「病院」と定義されています。

一方で、大学病院とは医学部もしくは歯学部を有する大学に付属する病院のことを指します。
大学病院の一つめの特徴は、医師等の育成のための教育機関であることです。若手研修医の現場教育を実施します。研修医が実際に患者の診察にあたることもありますが、必ずバックには指導者がついており安心です。医師免許を取得しても実際の現場教育は必須です。大学病院は若手医師育成機関として大事な役割を担っています。
大学病院の二つ目の特徴は最新医療技術の研究や開発を行うことです。
病院全体で新しい医療技術を習得するための様々な研修を行い医師や看護師のスキルや知識の習得に取り組んでいます。
三つ目の特徴は、高度医療を提供できる地域の中核的存在であることです。外来では様々な診療科を設けているので様々な症状の患者の対応が可能です。

国立病院は日本の厚生労働省が直接運営している病院のことを指します。施設は大規模で長年培った技術があり専門性に長けています。一般の診療だけでなく高度先進医療や医療技術の研究も行っています。